ドライアイ
ドライアイについて
ドライアイは目の表面が乾燥し、目の表面が傷つく状態です。涙の量が不足していることもありますが、涙の質が不安定であるために目の表面に涙が均等に行き渡らないことが原因で目が乾きやすくなります。パソコンやスマートフォンなどを集中して見つめている時には、まばたきの回数が極端に減少するために、目の表面が乾きやすくなります(IT眼症)。他に、エアコンの風による乾燥やコンタクトレンズの装用などがあります。また、ドライアイには内科疾病が原因になっているものや、その治療のために服用している薬剤の影響で起こる場合もあります。
たとえば、シェーグレン症候群、スティーブンス・ジョンソン症候群、膠原病やリウマチによって起こったり、血圧下降剤や精神安定剤などのお薬がかかわっている可能性もあります。市販の目薬でドライアイの症状が悪化する可能性もあるため、できるだけ早く眼科専門医を受診しましょう。
- 症状
目がショボショボする、重い感じ、疲れやすい、乾く、充血、目やにが出たりします。悪化すると痛みを伴ったり、視力低下を引き起こすこともあります。
- 原因
涙の分泌量が減少したり、蒸発が亢進することで起こります。
- 治療
点眼治療が主になります。人工涙液やヒアルロン酸ナトリウム点眼薬、ムチン点眼薬などがあります。
重度のドライアイには涙点プラグや涙点閉鎖術を行います。