逆まつげ
睫毛内反症・眼瞼内反症について
いわゆる逆まつ毛です。大きく分けると、まつ毛が眼球に向かって生える睫毛内反症、まつ毛の生え際の瞼が眼球に向かって巻き込まれる眼瞼内反症に分けられます。その他に、まつ毛が様々な方向に生えてくる睫毛乱生、二列に生えてくる睫毛重生などがあります。まつ毛が眼球に接触することにより、目の表面を傷つけてしまい、それによる痛みや視力低下が主な症状です。目の表面に傷があると、視力の発達を妨げることや乱視を招くことがあり、こちらも弱視の原因となることがあります。
- 睫毛内反症
まつ毛を外に向けるための穿通枝と言われる繊維の発達が不十分であることや、その周りの組織が余剰となっていることが主な原因とされています。当院では主に、皮膚を切開し穿通枝の作成および余剰組織の切除により治療を行っています。
- 眼瞼内反症
下瞼には瞼を下方に引っ張る力と左右に引っ張る力が働き、それにより下瞼が正しい位置で眼球と接触しています。年齢の変化などにより、引っ張る力が弱まってしまうと、まつ毛の生え際の瞼が眼球に向かって巻き込まれてしまい、眼瞼内反症となります。当院では原因に合わせた治療を提案しています。
- 内反症の手術
埋没法、切開法、眼輪筋短縮術など、症状に合わせた手術があります。いずれも日帰り手術が可能で、手術自体の所要時間は30〜40分程度です。