ご予約・お問い合わせ
0742-93-6279

診療のご案内

鼻涙管狭窄・鼻涙管閉塞

鼻涙管狭窄・鼻涙管閉塞について

涙は涙腺より分泌され、眼表面を潤し、目頭にある上下の涙点から涙小管、鼻の付け根にある涙嚢、鼻涙管を通り、鼻の中まで流れていきます。涙点~鼻涙管までを涙道と総称します。

涙道は涙の排水口に相当し、何らかの原因(加齢、感染症などによる炎症、ある種の抗癌剤の使用)によって狭窄や閉塞してしまうことがあります。これを涙道閉塞と呼びます。特に、鼻涙管が狭窄や閉塞することにより、涙嚢内に眼脂が貯留し炎症を起こすと涙嚢炎という状態になります。 涙道閉塞を起こすと、排水口が詰まるのと同じように、涙や眼脂があふれ出てきます。さらに涙嚢炎になってしまうと、眼脂が多くなり、時として涙嚢部(目と鼻の間)が腫れ上がってしまいます。 このような涙道狭窄や閉塞、あるいは涙嚢炎に対する治療には、涙管チューブ挿入術と涙嚢鼻腔吻合術があります。状態に応じてより良い治療を選択していただけるように治療法を提案しています。

涙管チューブ挿入術

直径0.9mmの涙道内視鏡カメラを用いて涙道内を観察し、狭窄部や閉塞部を探し出します。涙道内視鏡を用いることにより、本来の涙道を開放し、十分な拡張を保つために涙管チューブを一時的に留置します。留置期間は状態により前後しますが、当院では2か月程度留置、抜去することが多いです。局所麻酔、日帰り手術となります。

 

涙嚢鼻腔吻合術

鼻の付け根にある涙嚢と鼻の中を直接つなぐバイパス手術です。鼻涙管全体が固く閉塞している場合や涙嚢炎となっている場合などは、涙管チューブ挿入術では治りにくい場合があり、涙嚢鼻腔吻合術が有効とされています。基本的には涙道内視鏡と鼻内視鏡を用いて手術を行い、外からは傷がわからない治療を行っています(涙嚢鼻腔吻合術鼻内法)。状態によっては皮膚を切開する必要となる場合もあります(涙嚢鼻腔吻合術鼻外法)。いずれもバイパス部分が十分に拡張するように、涙管チューブを一時的に留置します。留置期間は状態により前後しますが、大体2か月程度留置、抜去することが多いです。
涙嚢と鼻の間には薄い骨があり、骨を削る必要があるので、入院での全身麻酔手術になりますので、専門病院に紹介いたします。

もりや眼科

〒631-0842
奈良県奈良市菅原東2-18-23 1F
  • ・近鉄大和西大寺駅南口より徒歩約8分
  • ・駐車場8台有り
  • ・眼科一般 小児眼科
  • ・白内障・緑内障
  • ・眼アレルギー・花粉症
  • ・結膜炎・ものもらい
  • ・ドライアイ・眼精疲労
  • ・糖尿病網膜症
  • ・網膜裂孔・網膜剥離
  • ・加齢黄斑変性
  • ・眼瞼・眼形成
  • ・眼鏡・コンタクトレンズ処方
診療時間 日・祝
9:00〜
12:00
15:30〜
18:30
休診日
日曜・祝日
手術・検査(予約制)
手術(不定期)
  • ※ご予約について 時間予約は30分ごとに複数名の予約となります。
  • ※予約時間の中で早く来られた方からお呼びしますが、
    診察内容により、時間が遅れることがございますので、予めご了承ください。
0742-93-6279 WEB初診予約
WEB
初診予約